今回は肝について書いてみたいと思います。
※東洋医学の五臓は、西洋医学の肝臓・脾臓等の内臓器とは近いようでいて少し違います!
私的解釈ですが、それらが纏っている機能的な部分と思ったらわかりやすいかもしれません。
肝の役割を簡単に説明すると
①気・血を全身に巡らせて、
機能の調整と精神の安定を図る
②血を蔵し各器官・臓器に必要量分配する
③解毒を司る(アルコールや薬、糖分の分解等)
"身体機能の司令塔"のようなものです。
侵入してきた病邪に対して
防衛→計画→命令を下すので、
【将軍の官】なんて呼ばれますね🤔
肝に最も影響を与えるのは、
ストレスです。
肝の働きの一つは、
精神の安定を司り情動をコントロールすること
よって、ストレスの増加で肝を傷めれば
怒りっぽくなりイライラします。
カッとなって頭に血が上るなんて言いますが
気が身体を巡らず、
頭の方に血を引っ張り上げているからなんです。
また血のコントロールも司りますので、
各部で不足や滞りが起こります。
特に女性は月経・妊娠・出産など
血の関わりが深いことから、
肝は婦人の先天とも言われます。
血の不足は
細胞・臓器の栄養不足と機能低下を招き、
滞りは瘀血となります。
ここまでがザックリと主な特徴です。
ここからは、不妊症の方によくみられる
"瘀血タイプ"について説いていきます!
瘀血というのは、
生理的作用を失った古い血液が溜まって、
細胞に酸化ストレスを与えている状態です。
古い血なので、ドロドロしています。
身体のあらゆる不調のもととなり、
痛みを引き起こします。
☆生理痛が強い人
☆経血にレバー状の塊が混ざる人
これらは瘀血タイプです。
もっとわかりやすくすると、
チョコレート嚢胞の中身は瘀血の塊です。
瘀血を生ずる主な原因は、
☆ストレスによる肝気の鬱滞、
☆生活習慣の乱れ、
☆糖質過剰
そもそも血流が悪いので、
冷えを合併しています。
どうやって良くしていくかはシンプルです。
内容は次回更新いたします😊