五臓のなかでも肝・脾・腎を主に治療します。
- 肝…血を蔵し各臓器に分配する。精神安定に関与する。
- 脾…飲食物から得た栄養を人体に必要な気・血・津液に変えて全身へ運び、生命エネルギーを補う(後天の精)。
- 腎…両親から受け継ぐ生命エネルギー(先天の精・腎精)の貯蔵庫。老化などによりこれが枯渇したとき死ぬ。成長・発育を司り、脳・骨・髄に関与する。
全部重要だけど、今回は特に脾の弱い方を例に紹介します。
脾の働きはもっと多くあるのですが、簡潔にすると消化吸収が上手にできず、栄養が取り込めていないということです。
血が作られなければ臓器は養われず、古い血も押し出されず溜まり瘀血となり、免疫力低下・不眠・イライラ・憂鬱など精神の不安定を招きます。
そして後天の精が足りないと、腎に蓄えられた生命エネルギー(腎精)の枯渇も進み、これでは卵も育ちません。
すなわち、胎児の発育に影響を与える場合があります。
まずは食事の見直しを!
暴飲暴食はもってのほかです!
しっかり食べたものから栄養を取り込んで、全身に行き渡らせましょう。
また、水分代謝が悪く、浮腫んで足の冷えている方が大半です。
お酒や冷たいものの摂りすぎにも注意しましょう(°_°)
じゃあ、消化に良いものを…って考えたとき
おかゆやうどんなんか思いつきますよね?
実は炭水化物(糖質)は消化に良くありません!
糖質が胃に入ると、胃の動きが停止する"糖反射"が起こります。
胃の中では、炭水化物の消化酵素が出ません。なので、胃酸を出しまくって強引に溶かしているイメージをしてください。
そしてドロドロのまま、完全に消化されることはなく下に降ろされます。
めっちゃ負担かけてませんか?
だったら何食べればいいのよ?
(毎度お馴染み)タンパク質です!
炭水化物が溶けるのに1時間かかるのに対し、お肉などのタンパク質は10分もかかりません。
ちゃんと胃の中でペプシンという消化酵素の作用を受け、すぐに分解されます。
ぶっちゃけ便にそのまま出てきちゃうようなトウモロコシやモヤシ、キノコなんかの野菜が1番消化に良くないです。溶けてすらいない(笑)
ただ糖反射を起こさないので、胃の普段的には全然マシだと思います!
最近は、手っ取り早く消化酵素のサプリもオススメしています。
体は食べたもので作られる!
医食同源!
元気な子を授かりたいなら、その命をつくる自分たちが元気でなければいけません(^ ^)✨
一緒に体づくりがんばりましょう!!