笑顔と幸せを繋ぐ 鍼灸サロンiris

鍼灸治療でがんばる女性を救いたい!不妊症、美容、逆子などの症例報告や元気な体づくりのためのアレコレを書きます

五臓の肝と、不妊の関係②

 

前回に引き続き、肝の作用です。

 

瘀血を良くしていく方法を上げていきます✨

シンプルに2つです。

 

 

①筋肉の緊張を緩和させる

②新しい血液でもって古い血を押し流す

 

 

 

まず①、

強いストレスに耐えてきた身体は

過緊張を起こしてガチガチになっています。

 

なぜなら、肝は筋を養うから!

 

肝がストレスで傷み、

筋肉の伸び縮みを調整できなくなります。

しっかりほぐすことで、

滞った血流を全身へ巡らせます👍

 

 

 

そして、睡眠の質!

悪いことが多いです😔

 

 

ホルモンの分泌をコントロールしているのは

間脳の視床下部というところ。

 

過不足なくホルモンバランスを保つには、

良質な睡眠が必要ですよね✨

力を抜いて、スーッと眠りに入れるように

余計な緊張を取っていきます😊

 

 

 

次は②について

 

血はどうやって作られるか?

 

正解は、食べたものから作られます🙆‍♀️

 

以前、別の記事に書いた"脾の作用"ですね👍

 

消化吸収を促進し、

血をつくり身体に巡らせます。

それを妨げる糖質を避けて、 

タンパク質を取るのがベストです✨

 

血の素(赤血球)や白血球だって、

細胞の塊=タンパク質でできています。

 

材料をチャージ➡︎どんどん吸収➡︎血を生成

溜まった瘀血を押し流しちゃいましょう(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

ここまでを要約すると、

 

身体を元気にするには

睡眠(休息)と食事が大事です!

 

人間の、基本的なところですよね😌

 

当たり前なんですけど、

だからこそ疎かにするべきではないなぁと

思います。

 

 

 

ストレスをなくせば話は早いけど、無理!!!

 

妊活をしているなら尚更、

溜まる一方だと思います。

 

だから、せめて疲れたらしっかり休む!

自分を大切にする!

 

好きなことしてもいいし、鍼灸治療でもいい。

ただ愚痴りにきてもいい。

誰にも言えないことも、

全くの他人にならどうですか?

話すだけで気持ち楽になります。 

気持ち楽になると、体が動くし

顔を上げてお天道さんを見ることができます☺️

 

子供を授かるにしても、健康ありきです。

 

なにより、あなたの体と心が元気であること

あなたが笑顔でいられること

それが1番大事です✨

 

 

 

五臓の肝と、不妊の関係

 

今回は肝について書いてみたいと思います。

 

 

 

東洋医学五臓は、西洋医学の肝臓・脾臓等の内臓器とは近いようでいて少し違います!

私的解釈ですが、それらが纏っている機能的な部分と思ったらわかりやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

肝の役割を簡単に説明すると 

 

気・血を全身に巡らせて、

 機能の調整と精神の安定を図る

血を蔵し各器官・臓器に必要量分配する

解毒を司る(アルコールや薬、糖分の分解等)

 

"身体機能の司令塔"のようなものです。

 

 

侵入してきた病邪に対して

防衛→計画→命令を下すので、

【将軍の官】なんて呼ばれますね🤔

 

 

 

肝に最も影響を与えるのは、

ストレスです。

 

肝の働きの一つは、

精神の安定を司り情動をコントロールすること

 

よって、ストレスの増加で肝を傷めれば

怒りっぽくなりイライラします。

 

カッとなって頭に血が上るなんて言いますが

気が身体を巡らず、

頭の方に血を引っ張り上げているからなんです。

 

 

また血のコントロールも司りますので、

各部で不足や滞りが起こります

 

特に女性は月経・妊娠・出産など

血の関わりが深いことから、

肝は婦人の先天とも言われます。

 

血の不足は

細胞・臓器の栄養不足と機能低下を招き、

滞りは瘀血となります。

 

 

 

 

ここまでがザックリと主な特徴です。

 

ここからは、不妊症の方によくみられる

"瘀血タイプ"について説いていきます!

 

 

 

瘀血というのは、

生理的作用を失った古い血液が溜まって、

細胞に酸化ストレスを与えている状態です。

古い血なので、ドロドロしています。 

 

身体のあらゆる不調のもととなり、

痛みを引き起こします。

 

☆生理痛が強い人

☆経血にレバー状の塊が混ざる人

これらは瘀血タイプです。

 

もっとわかりやすくすると、

チョコレート嚢胞の中身は瘀血の塊です。

 

 

瘀血を生ずる主な原因は、

☆ストレスによる肝気の鬱滞、

☆生活習慣の乱れ、

☆糖質過剰

 

そもそも血流が悪いので、

冷えを合併しています。

 

 

どうやって良くしていくかはシンプルです。

 

内容は次回更新いたします😊

 

 

 

 

不妊の方の体質

 

不妊東洋医学的にみたとき

 

五臓のなかでも肝・脾・腎を主に治療します。

 

  1. 肝…血を蔵し各臓器に分配する。精神安定に関与する。
  2. 脾…飲食物から得た栄養を人体に必要な気・血・津液に変えて全身へ運び、生命エネルギーを補う(後天の精)
  3. 腎…両親から受け継ぐ生命エネルギー(先天の精・腎精)の貯蔵庫。老化などによりこれが枯渇したとき死ぬ。成長・発育を司り、脳・骨・髄に関与する。

 

 

全部重要だけど、今回は特に脾の弱い方を例に紹介します。

 

脾の働きはもっと多くあるのですが、簡潔にすると消化吸収が上手にできず、栄養が取り込めていないということです。

 

血が作られなければ臓器は養われず、古い血も押し出されず溜まり瘀血となり、免疫力低下・不眠・イライラ・憂鬱など精神の不安定を招きます

そして後天の精が足りないと、腎に蓄えられた生命エネルギー(腎精)の枯渇も進み、これでは卵も育ちません。

両親の腎精不足=胎児が受け継ぐ腎精不足

すなわち、胎児の発育に影響を与える場合があります。

 

 

まずは食事の見直しを!

暴飲暴食はもってのほかです!

しっかり食べたものから栄養を取り込んで、全身に行き渡らせましょう。

 

また、水分代謝が悪く、浮腫んで足の冷えている方が大半です。

   

お酒や冷たいものの摂りすぎにも注意しましょう(°_°)

 

じゃあ、消化に良いものを…って考えたとき

おかゆうどんなんか思いつきますよね?

 

実は炭水化物(糖質)は消化に良くありません!

 

糖質が胃に入ると、胃の動きが停止する"糖反射"が起こります。

胃の中では、炭水化物の消化酵素が出ません。なので、胃酸を出しまくって強引に溶かしているイメージをしてください。

そしてドロドロのまま、完全に消化されることはなく下に降ろされます。

めっちゃ負担かけてませんか?

そりゃ胃もたれするよ!逆流性食道炎にもなるよ!

 

 

 

だったら何食べればいいのよ?

 

(毎度お馴染み)タンパク質です!

 

炭水化物が溶けるのに1時間かかるのに対し、お肉などのタンパク質は10分もかかりません。

ちゃんと胃の中でペプシンという消化酵素の作用を受け、すぐに分解されます。

 

ぶっちゃけ便にそのまま出てきちゃうようなトウモロコシやモヤシ、キノコなんかの野菜が1番消化に良くないです。溶けてすらいない(笑)

ただ糖反射を起こさないので、胃の普段的には全然マシだと思います!

 

 

最近は、手っ取り早く消化酵素のサプリもオススメしています。

 

体は食べたもので作られる!

医食同源

 

元気な子を授かりたいなら、その命をつくる自分たちが元気でなければいけません(^ ^)✨

 

一緒に体づくりがんばりましょう!!

 

 

 

 

 

 

PCOS

 

今回は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について。

 

卵胞の成長障害、それに伴う排卵障害。

原因は未だ不明(遺伝の可能性もあり)。

特徴的なのはLH高値・高アンドロゲン・インスリン抵抗制。

 

 

・患者さまは30代前半

・3年前にPCOS診断。

・先日体外受精のため採卵。

・10個取れたけど異常受精多く、

    凍結に至ったのは2つ。

 

注目すべきは、やっぱり耐糖能異常です。

 

診察時に血糖値のことも説明されたはず。

だけど、よく覚えていないとのこと…。

 

インスリン抵抗性があるのは

間違い無いでしょう

 

「◯◯さんは、普通の人より

血糖値が下がりにくいんです。

だから上げすぎないように気をつけましょう」

 

ということを伝えて、

低糖質を取り入れてもらいました。

あとは内股踏みお灸ですね! 

 

それから1週間…

 

 

あんなに冷たかったお腹が!

ぬるいと感じられるくらいに

なっていました😳!

 

硬かったところもフワフワに!

 

 

少し面倒くさがりで、指導も継続しないので

なかなか改善が見られなかった方ですが

 

やっと!

というか、一気にぐんと伸びました!

 

まだ始めたばかりだけど 

ちゃんと効果として体に出ているし、

 

なにより今までで一番、明るい表情でした!

 

お灸は2日に1回はやるようにしているとのこと

(本当は毎日やってほしい)

なので、場所を増やしました。

 

照海に加えて三陰交です。

面倒くさく感じたらやらない方なので、

最初は照海だけ教えていました。

 

言うことを積極的に覚えようとするし

 

今まで治療してきた直感だけど

『あ、この人良くなるなぁ』と思いました。

 

その直感が確信に変わったのは、

背中を見たとき。

 

明らかな違いが出ていました。

 

体が妊娠に向けて整ったかどうか

その見極めのひとつが、脊柱の状態です。

 

美味しいプロテインもすすめたし♪

来週またどれくらい良くなっているのか楽しみです✨

 

 

症例報告〜逆子

今日の症例報告は、逆子ついて。

 

 

"鍼灸って逆子にも効くんですか!?"

 

そう言ってびっくりされる方多いですが 

実はめちゃくちゃ有効なんです😊

 

鍼をした途端に、赤ちゃんは動き始めます。

1回の施術で戻る方も多いです✨

お腹が大きくなるともちろん回りづらいので、

逆子とわかったらなるべく早く!

30w入る前がベストです😊

※全ての逆子が戻ることを保証するものではありません。あくまで症例報告なので、参考までにお読みいただければと思います。

 

 

一人目は37wの方です。

すでに2人のお子さんがいらっしゃって

『入院長引くのは避けたいから戻してくれ!』

という切実な訴えでした。

 

子供の相手をしていれば張るだろうし、

週数からして厳しいところでしたが

 

なんと、1回の施術で頭位になりました‼︎

 

これにはわたしもびっくりです😳

間に合ってよかった〜とホッとしました。

 

 

マメに通っていただく時間もなかったので

自宅ケアをレクチャー。 

お灸・低糖質高タンパク食・内股ふみ

この三点を一生懸命やるように指導しました。

帰宅してすぐ取りかかってくださったようで

結果、うまくいきました!

 

 

二人目は34w、初産婦さんです。

こちらの方も、施術した翌日の検診で

頭位の確認が取れました!

帰ってるときから脚がポカポカとして、

気持ちよかったそうです。

この方にも、自宅ケアのレクチャーです。

お灸・低糖質高タンパク食・内股踏み

していただきました。

初診時にお母様も付き添いで来てくださって、

それも良かったなと思います。

一緒にケアのやり方を聞いて、実践を見て、

帰って即実行するという理想的な流れです✨

戻って以降も、安産のためにと直前まで

通ってくださいました😊

 

 

ここまで2つの成功例を挙げました。

実は逆子の妊婦さんに必ずと言っていいほど

共通することがあります。

 

それは…

 

 

甘い物を良く食べる

もしくは最近まで食べていた

 

ということです。

糖質過剰です。

こんなところにまで影響するんです!

 

ところで、7月は逆子多かったんですよねー。

毎週新規で入ってた気がします。

要因はコロナでストレスを感じていること、

出歩けず運動率落ちていること、

何より…

 

家にいる時間が長くて

ずっと何か食べているから!

 

これなんじゃないかなぁと思ってます💧

つまむものって言ったらお菓子とか、パンとか

多いでしょう?

 

ナッツやチーズなんかのタンパク質なら

良いのですが…。

 

逆子の原因には諸説ありますが

ものすごく簡潔に説明すると…

糖質過剰→血流悪くなる→冷える です。

※糖質が及ぼす影響について、詳しくは1番最初の記事をお読みください。

 

胎児はあったかい方に頭を向けたがる

なんて話もありますね。

 

あとは、母体が糖質摂りすぎると、

単純に胎児の肥満に繋がります。

"本来は重たい頭が下向くはずなのに、

頭より体が大きくなっちゃって逆子になる"

ということらしいです。

 

なので!

本気で逆子治したかったら

本気で低糖質高タンパク食を実践してください

 

 

あとは内股踏みと、逆子が戻らないパターン

について!

 

 

まず内股踏みです。

シムス体位をとって、伸ばしてる下の脚の

内ももを踏むことです。

 

ここには体を縦断する

大事な血管とリンパが通っており、

子宮・卵巣にまで細かく枝を出しています。

 

血液とリンパの還流を良くすることで、

子宮を温めることができます。

なんと、前置胎盤が治ったという方もいました😳‼︎

そのくらい効果出すので、

こちらもぜひやってみてください!

 

内股を柔らかくしておくと安産にも繋がります✨

『内股踏み』でググるとたくさん出てきますので、そちら参考になさってください!←投げた(笑)

 

 

では最後、逆子が戻らないパターンです。

まずは回る最低条件として

①お尻が骨盤にはまっていないこと

②羊水が十分あること

③お腹が張り過ぎていないこと

これらが満たされていればまだ回る可能性があります。

しかし、

 

🟡臍の緒が短い

🟡臍の緒が巻きついてる

🟡脚が引っかかってる

 

など、胎児の姿勢や状態によっては戻せない、

若くは切った方が安全な場合もあります。

 

一番大事なのは、

母子ともに無事に出産を終えることです。

 

帝王切開だと産道通らないので

赤ちゃんが酸欠にならず、

💕ピンクのキレイな顔色&キレイな形の頭💕

で生まれてくるんですって✨

 

下からでも上からでも命がけだし、

どっちも後陣痛は辛いし、

どっちも立派な出産です。

 

戻すことに拘らず、

リラックスして過ごしましょうね😊

 

 

 

 

妊活治療〜自宅ケアの基本

子宝鍼灸を希望する患者さまには

お灸の他、食生活のアドバイスをしています。

 

どんな内容かというと…

 

 

低糖質&高タンパクです!

(完全OFFじゃないところ、注目です)

 

まず

①糖質について

 

※お菓子、ジュースなど甘いもの

  米・麺・パン・芋など炭水化物

※洋酒と焼酎以外のお酒。

※かぼちゃ・とうもろこし・栗

※柿・りんご・もも・メロンなど甘い果物

 

 

これらを一度に多く摂取すると、

高血糖状態になります。

 

上がった血糖値は下げなければいけないので、

インスリンというホルモンが多量分泌され

今度は低血糖状態に😨

下がり過ぎればまた上げて…

(ご飯の後に甘いものつまみたくなりますよね?)

 

エンドレスに急な昇降を繰り返します。

 

これを血糖値スパイクと言います。

最終形態は糖尿病です。

 

🟡血糖値スパイクは活性酸素を増やし、

     血管をボロボロにし、血流が悪化します。 

🟡血流が悪いと子宮や精巣に充分な栄養を

     届けられず、機能低下に繋がります

🟡分解しきれず余った糖は、細胞を焦がし

     老化を早めます(糖化現象)。

 

 

卵子精子も細胞の塊ですよね?

 

糖の過剰摂取は不妊の要因となります。

 

でも完全OFFしなくていいんです!

 

どうしたって食べたい時もある!

我慢してストレスになると続かない😣

 

大切なのは、高血糖にしないこと。

まずはゆるっと始めてみましょう😊

 

🟡食べる順番を意識する

     →食物繊維、タンパク質から先に!

🟡ご飯+目玉焼きなど、タンパク質と一緒に

     食べる

🟡お砂糖をラカントにする

🟡低糖質表記のおやつにする

🟡舞茸、緑豆春雨は血糖値上昇を抑える!

 

コツをおさえて、無理なく続けましょう。

 

 

 

次は

②高タンパクです。

 

現代人に圧倒的不足なタンパク質を

補ってもらいます。

 

お肉食べましょう!!

主食を減らした分、おかずをたくさん

食べてください。

 

オススメはお肉です。

 

細胞はタンパク質と脂質でできています。

不足すれば、血液も白血球などの免疫細胞も

作られません。

 

当然、卵子精子の形成にも影響します。

 

なので、お肉、魚、卵、チーズといった

動物性のタンパク質を摂ってください。

(お豆腐などの植物性タンパク質は吸収率が低いのです)

 

おやつにベビーチーズや茹で卵なんてのもいいですね!

 

こんなことを、治療中にダーっとお話ししています👍

 

実践してもらった患者さま、みんな元気になります✨

 

🙆‍♀️寝起きが良くなった

🙆‍♀️生理が辛くなかった

🙆‍♀️お肌の調子がいい

 

というお声も多いです。

 

妊娠を目指すなら、

妊娠し易い体づくりをしなければいけません。

 

まずは低糖質&高タンパクを意識するところから始めてみましょう😊